すごいぞ ラ・ロシュフコー箴言録 精神の欠点は、顔の欠点と同じく年をとるほどひどくなる
初稿2007-08-26追記2024-04-12妻の産科定期健診に付き添うときは必ず何かしら本を持っていく。本棚を見まわしてその日の気分で一冊を引っ張り出していく。最低一時間は待たされるので読書や考えをまとめるには最適の時間なのだ。一昨日はふとまだ読んだことのない「ラ・ロシュフコー箴言録」の岩波文庫版を持っていく気になった。多くの人がこの書物を引用しているのは知っていたが原著を読むのは初めてだ。待合室でぱらぱらと読んでみるとさすが面白い事を言っている。「悪魔の辞典」といいこの箴言録といいヨーロッパにはこうした寸言人を刺す短文を編むのが伝統のようだ。日本には俳句・短歌の短文詩型の伝統があるが、西洋ではこれがこうした形になる。一方は情緒的で一方は論理的で若干皮肉で興味深い対比だ。ほんのちょっと読んだだけだがさ...すごいぞラ・ロシュフコー箴言録精神の欠点は、顔の欠点と同じく年をとるほどひどくなる
追記2024-04-10諸法非我かあるいは無我か。佐々木閑氏のYoutubeからようやく理解できた気がする。輪廻する主体は何かの議論が2500年立っても続いている実に理解し難い、しかし極めて重要な課題で頭を悩ませてきた。ある人はそんなことを考えても何の意味もないとして夢幻のように見れば良いとか。頭であれこれ考えても、悟るまではわからないとか。涅槃に至らない人の死後は縁起の中に溶け込んでしまい、どこを探しても見つからない。しかし再び生を得て、つまり縁起によって生まれ変わる。川の水に例えてみると的確かどうかわからないが少しはわかった気になるかもしれない。川は存続するが流れる水は一時も同じではない。しかし川は存在し続けるように見える。諸法非我とは死後は縁起の中に溶け込んでしまい、どこを探してもその存在や実体は見...諸法非我あるいは無我かブッダの宿題
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