イタリアひとり旅㊽【後半:トスカーナ編】魅惑の「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」を取り巻く柔軟思考のおばちゃんたち
フィレンツェと言えば、名物は「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」という大きな牛のステーキです。 でも、私は若い頃にオージービーフをたらふく食べ過ぎたせいか、歳とともにお肉があまり食べられなくなってしまい、日本サイズのステーキ一枚でかなり苦しみます。ましてや、前菜やスープが先に出てくるコース料理のステーキともなれば、どんなに小さくてもお手上げの今日この頃。 なので、「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」は、ひとり旅のひとり飯で容易に手を出せる代物ではありませんでした。 でも、そう思っていたのは、私だけだったようです。 私は頭が固かったのです。 発想が乏しかったのです。 英語ではよくTh…