現代のグローバリズムはイエズス会と東インド会社のキメラ?
一昨日の晩(7月5日)、NHKスペシャルでは、‘世界を変えた戦国日本’と題した番組が放映されておりました。前週に続いて海外史料から戦国時代の日本国の実像を読み解く番組の第二弾であり、今回は、徳川家康とオランダ東インド会社との関係に焦点を当てていました。2週連続して放映されたこのNHKの戦国シリーズ、実のところ、今日の日本国の置かれている状況とオーバーラップして見えるのです。同番組では、イエズス会士のスペイン国王に対する書簡を紹介しており、その中に‘日本国民をキリスト教徒に改宗することができれば、もはや国民は日本国の為政者に従うことはなくなり、家康が死去すれば、陛下(スペイン国王)に忠誠を誓うことでしょう(記憶が怪しく、正確ではないかもしれません…)’といった趣旨の記述が認められていたそうです。成功例としてフィリ...現代のグローバリズムはイエズス会と東インド会社のキメラ?